僕の部屋は寝室の隣に位置しているため、家族が寝静まった夜の作業にはイヤホンやヘッドホンが欠かせません。
ちょうど愛用していたヘッドホンが壊れてしまったこともあり、部屋での作業に適している新しいヘッドホンを探していました。
そんなときに出会ったのが、コスパの高い優秀なヘッドホン、audio-technicaのATH-S220BTです。
この記事では、そんなaudio-technicaのATH-S220BTを詳しくレビューしていきます。

audio-technicaのATH-S220BTの概要

価格 | 5,940円 |
接続方法 | 有線接続(USB A to C) 無線接続(Bluetooth 5.0) |
対応コーデック | SBC |
充電時間 | 4時間 |
連続再生時間 | 最大60時間 |
防水・防塵 | ✕ |
マルチポイント | ◯ |
ANC(アクティブノイズキャンセリング) | ✕ |
外音取り込み | ✕ |
専用アプリ | ✕ |
ATH-S220BTの基本的な製品情報は上記の表のとおりです。

外観は高級感が感じられるようなデザインではありませんが、スッキリとしたシルエットをしています。

また、カラーバリエーションも豊富で、僕が購入したこちらのカラーのように他のヘッドホンにはあまりないカラーリングのモデルもあります。

ATH-S220BTには、
- USB A to Cの充電ケーブル(30cm)
- マイク内蔵リモコン付きコード(1.2m)
の、2点が付属しています。

サイズは、縦も横もiPhoneの標準的なモデル(画像のモデルはiPhone12)と同じくらいです。
重量は180gとなっています。
使ってみてわかったATH-S220BTの優れている点
実際にしばらく使ってみてわかったATH-S220BTの優れている点としては、以下の3つがあげられます。
- 有線接続と無線接続の両方に対応している
- マルチポイントに対応している
- 価格が安い
それぞれ詳しく解説していきます。
有線接続と無線接続の両方に対応している

ヘッドホンをPCやスマホなどのデバイスに接続する方法にはケーブルを使って有線で接続する方法とBluetoothを使って無線で接続する方法がありますが、ATH-S220BTはそのどちらにも対応しています。
1万円を超えるような高価格帯のヘッドホンであれば有線接続と無線接続の両方に対応しているのは珍しくありませんが、5,000円台のヘッドホンで両方の接続方法に対応しているものは決して多くありません。
有線と無線の両方に対応しているので、ついうっかり充電し忘れて無線で接続できなくなっても問題ありませんし、動画編集など音声が遅延してしまうのを避けたい作業をおこなうときにも便利です。
僕はYouTubeもやっていて頻繁に動画編集をおこなうので、有線での接続に対応している点は本当に助かっています。
マルチポイントに対応している
PCやスマホなどのデバイスと無線で接続できるタイプのヘッドホンにはマルチペアリングに対応しているものとマルチポイントに対応しているものがあります。
マルチペリングは、複数のデバイスを登録できる機能です。
PCやスマホなどの親機にヘッドホンとのペアリングの情報を登録しておけるので、ヘッドホンを使うたびにイチからペアリングする必要がありません。
ただ、複数の親機と同時に接続できるわけではないので、その都度ペアリングする親機を切り替える必要があり手間がかかります。
一方、マルチポイントは、複数の親機とヘッドホンを同時に接続できる機能です。
ATH-S220BTの場合、2台の親機と同時に接続できるようになっています。
例えば、PCとスマホの両方に接続している場合、PCでYouTubeの動画を再生すればその動画の音声がヘッドホンから流れますし、スマホで音楽を再生すればヘッドホンからその音楽が流れるようになっています。
このとき、マルチペアリングのヘッドホンのようにわざわざ接続し直す必要はありません。
2台以上の端末で使用するときは切り替えが必要になりますが、2台までは同時に接続しておけるので非常に便利です。
マルチポイントの機能は、スマホやタブレット、PCなど普段使用するデバイスが多い人ほど重宝する機能だと言えます。
価格が安い
ATH-S220BTは有線接続と無線接続に対応している上にマルチポイントにも対応しています。
にも関わらず、5,000円台で購入できるコスパの化け物みたいなヘッドホンです。
僕はATH-S220BTをコジマの店舗で購入したのですが、5,096円で購入できました。
ATH-S220BTを購入する前に、
- 有線接続と無線接続の両方に対応していること
- マルチポイントに対応していること
を、条件に結構な時間をかけてリサーチをおこないましたが、ATH-S220BTよりコスパの良いヘッドホンはありませんでした。
コスパの面で見れば、めちゃくちゃ優秀な製品だと思います。

使ってみてわかったATH-S220BTのイマイチな点
実際に使ってみて「良い製品だな」と感じてはいるものの、ATH-S220BTは欠点のない完璧な製品というわけではありません。
使ってみてわかったATH-S220BTのイマイチな点としては、以下の2つがあげられます。
- 音質にこだわっている製品ではない
- 長時間つけていると耳が痛くなる
それぞれ詳しく解説していきます。
音質にこだわっている製品ではない
音源のコーデックには、
- SBC
- AAC
- aptX
- LDAC
など、いくつか種類がありますが、ATH-S220BTは一番音質の低いSBCにしか対応していません。
このことからも、ATH-S220BTが「高音質」にこだわっている製品でないことがわかります。
audio-technicaの製品なので最低限のラインはクリアしていますし、特別音質が悪いというわけではありませんが、実際に使っていても音質が良いと感じることはありません。
僕は値段と必要な機能が備わっていることを重視してATH-S220BTを選んだので高音質でなくても問題はありませんが、高音質のヘッドホンを探している方には別の製品をおすすめします。
長時間つけていると耳が痛くなる

ATH-S220BTを使っている中で特に気になるのが、長時間つけていると耳が痛くなってしまう点です。
事前にAmazonのレビューを見ていて「耳が痛い」という意見をいくつか目にしていましたが、「ちょっと大げさに言ってるだけなんじゃないの?」と思っていました。
最初はそこまで圧が強いとも感じませんでしたし、痛みもありませんでしたが、数時間付け続けていると確かに痛みを感じるようになってしまいました。
ヘッドホンを外したしばらく過ごしていると痛みはなくなりますが、また数時間つけ続けていると痛みが出てきてしまいます。
眼鏡を外すと楽になるので、普段眼鏡をかけない方であればそこまで痛みを感じないかもしれません。
ただ、眼鏡をかけて使用する予定の方は注意する必要があります。
audio-technicaのATH-S220BTのレビューまとめ

audio-technicaのATH-S220BTについて紹介してきました。
ATH-S220BTは高音質のヘッドホンを探している方や耳が痛くなるヘッドホンを避けたい方におすすめできるヘッドホンではありませんが、その2点が気にならない人であればきっと満足のいくヘッドホンになるはずです。
有線接続と無線接続の両方に対応しているヘッドホンやマルチポイントに対応しているヘッドホンの便利さを一度体験してみたいと考えている方は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?

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