DIYやハンドクラフトの人気が高まっているということもあり注目されているアイアン塗料。
そんなアイアン塗料ですが、アイアン塗料は100均にも売っているということをご存知でしょうか?
この記事では、100均で買えるアイアン塗料「メタリックペイント」について詳しく紹介していきます。
使用感や本格的なアイアン塗料である「アイアンペイント」と比較した結果も紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
アイアンペイントは100均でも購入できる
人気のアイアン塗料は100均でも購入できます。
それが、ダイソーに売っている、この「メタリックペイント」です。
アイアン塗料と言えばターナー色彩の「アイアンペイント」が定番ですが、アイアンペイントは200mlで1,000〜1,500円ほどと、ちょっとお高めです。
一方、ダイソーのメタリックペイントは、容量こそ100mlと少なめですが、110円で購入できる非常にコスパの高いアイアン塗料となっています。
人気のアイテムなので最寄りのダイソーの店舗に売っているはずですが、「最寄りのダイソーにメタリックペイントが売っていない」という場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
ダイソーで購入できるアイアン塗料の種類
ダイソーのメタリックペイントの種類は、
- クリア
- コッパー
- ブロンズ
- ブラック
- シルバー
- ゴールド
の、6種類。
今回は全6種類すべて購入してみました。
パッケージはこんな感じ。
心なしかターナー色彩のアイアンペイントのパッケージデザインに似ている気が…。
中身も確認していきたいと思います。
こちらがコッパー。
ブロンズ。
ブラック。
シルバー。
ゴールド。
クリアは名前の通り透明の塗料で、塗っても色はつかず、塗った素材の表面に金属の質感をプラスするタイプの製品と言った感じです。
ダイソーのメタリックペイントで実際に塗装してみた
では、実際にそれぞれ塗装していきたいと思います。
ダイソーのメタリックペイントは、木工品や工作品に使用するアイアン塗料なので、今回は同じくダイソーで購入した木材に塗っていきたいと思います。
ちなみに、金属やプラスチックに塗ることは推奨されていないので注意してください。
ダイソーのメタリックペイントが金属に使えない理由については以下の記事で詳しく解説しています。
それぞれの色味をひと目で確認できるよう、一枚の木材をマスキングテープで6等分して塗っていきます。
メタリックペイントのようなアイアン塗料の塗装には刷毛がおすすめです。
刷毛はダイソーでも売っているので、メタリックペイントを購入するときに一緒に購入しておくことをおすすめします。
後はひたすら塗っていきます。
コッパー。
ブロンズ。
ブラック。
シルバー。
ゴールド。
クリア。
全色塗装し終わったので乾燥させていきます。
完全に乾燥させるには1〜2時間ほどかかるようです。
乾きましたが、一度塗っただけだとうっすらと木目が見えてしまっていてイマイチなので、上半分だけ2度塗りしてみて仕上がりが変わるかチェックしてみたいと思います。
全色2度塗りが完了したので、乾かしていきます。
乾いたのでマスキングテープを剥がしていきます。
今回は色見本を作るだけなので完全に乾いてからマスキングテープでの養生を剥がしていますが、完全に乾いてから養生を剥がすとマスキングテープと一緒にメタリックペイントまで剥がれてしまう可能性があるので、実際に使用する際は半乾きの状態になったタイミングで養生を剥がすようにしてください。
色見本が完成しました。
一般的なペンキとは異なり独特の光沢感が出るので、確かに金属っぽいかも…。
ただ、2度塗りしても木材の感じが完全に消えているわけではないので、「あくまで金属っぽさを演出するために使用する感じの塗料かな」と感じました。
あと、どうしてもチープな感じは出てしまいますね…。
ダイソーのメタリックペイントとアイアンペイントを比較してみた
メタリックペイントを使っていて気になったのが、定番のアイアン塗料であるアイアンペイントとの違いについて。
ちょうどアルミサッシを塗装するときに購入したブラックのアイアンペイントが残っていたので、メタリックペイントのブラックと塗り比べてみることにしました。
こちらが木材に塗装したメタリックペイントとアイアンペイントです。
どちらも上部が2度塗り、下部が1度塗りとなっています。
画像でもわかる通り、メタリックペイントとアイアンペイントは仕上がりや質感が大きく異なります。
メタリックペイントはアイアン塗料と言うよりも商品名のとおりメタリックの要素が強く変に光沢が出てしまっていますが、アイアンペイントはどちらと言えばマットな印象を受けます。
また、メタリックペイントで塗装した木材の表面はツルツルしているのに対し、アイアンペイントは表面にちょっとした凹凸があり、より金属っぽさが際立っています。
アイアンペイントの方は、メタリックペイントのようなチープな印象は受けません。
透けている感じもなく、パっと見ただけでは木材ということはわかりません。
なので、ちょっと高くついてしまいますが、金属っぽく塗装したいときにおすすめなのは断然アイアンペイントです。
ただ、110円で購入できるということを考えるとメタリックペイントも善戦しているように感じられるので、気になるカラーを購入して実際に使ってみるのもおすすめです。
まとめ
100均で購入できるアイアン塗料「メタリックペイント」について紹介してきました。
メタリックペイントは本格的なアイアン塗料であるアイアンペイントに比べるとどうしてもチープさが際立ってしまいますが、それはあくまで僕が受けた印象なので、実際に購入して使ってみるのが一番かなと思いました。
1つ110円で、全種類購入したとしても660円にしかならないので。
ただ、本当に金属っぽく塗装したいのであれば断然アイアンペイントの方がおすすめです。
メタリックペイントだと金属的な雰囲気を演出することはできても、よくよく見ると「あ、ペンキで塗装されてるな」という違和感を感じてしまう仕上がりになるので、より金属っぽさを目指すならアイアンペイントを選ぶことをおすすめします。